問題:(司法試験平成10年度第2問改題)Aは、公立高等学校Bへの入学不許可処分に不服であり、取消訴訟を提起した。これと同時に、執行停止の申立てをもしようと考えている。執行停止とは仮の救済の一類型であるが、この執行停止がなされることによってAは救済されるのか、という観点から、Aは執行停止をなす申立ての利益を有するか否か、理由と結論を40字程度で記述しなさい。
(解答例)
執行停止されても入学許可されず、現実に保全される利益がないため、申立ての利益はない。
(採点基準)
・入学があれば5点。
・保全又は保護と、権利又は利益があれば7点。
・申立ての利益と、ない又は無いが共にあれば8点。計20点。