問題:(完全オリジナル問題)Aは、Bから甲土地を賃借し、長年にわたって利用してきた。ところが、Bは実は甲土地の真の所有者ではなく、Bの隣の家に住んでいる人間にすぎなかった。ある日、甲土地の真の所有者Cが死亡したことで、Cの唯一の相続人Dが、相続財産を調査する際に、Cの所有地であった甲土地をAが無断で利用していることを知った。Dは甲土地の明け渡しを請求しているが、Aとしては賃借権の時効取得を主張することにより、Dの請求を拒みたい。判例によれば、賃借権の時効取得が認められるにはいかなる要件を満たす必要があるか。40字程度で記述しなさい。
(空欄を補充してください)
判例は、不動産の賃借権の時効取得のためには、(①10文字以下)という外形的事実が存在し、かつ、それが(②5文字)に基づくことが客観的に表現されていることが必要であるとしている。
(解答例)
①土地の継続的な用益
②賃借の意思
(採点基準)
①継続と用益が共にある場合、又は継続と利用が共にある場合には10点。
②賃借の意思のみ10点。