問題:(完全オリジナル問題)甲土地を所有するAが死亡しBCが共同相続したが、Cが相続放棄したため、甲土地はBの単独所有となった。しかし、Bが登記を備える前に、Cの債権者DがCの持分を差し押さえたという事案において、BはDに対し、甲土地の単独での所有権を主張できる。他方、甲土地を所有するAが死亡しBCが共同相続したところ、Bが甲土地を単独所有するという遺産分割協議が成立した。しかし、Bが登記を備える前に、CがDに甲土地を譲渡し、登記もDが備えてしまったという事案においては、BはDに対し、甲土地の単独での所有権を主張できない。この結論の差異はいかなる理由によるものか、40字程度で記述しなさい。
(解答例)
遺産分割による取得は、分割時に新たな変更を生ずるのと実質上異ならないと考えられるから。
(採点基準)
・新たな変更があれば10点。
・実質上があれば10点。