問題:(司法試験平成8年度第1問改題)Aは、Bに自己が有していた甲建物を売却したが、Bへの所有権移転登記を経由する前に、甲建物はCの放火により全焼した。Aの所有権侵害を理由とする損害賠償請求は認められるか。理由と結論を40字程度で記述しなさい。
(空欄を補充してください)
物権の設定および移転は当事者の(①4文字)のみで移転する。ここから、特定物の建物所有権は、特約がない限り、売買契約の成立時に移転したものと考えられる。従って、甲建物の所有者は(②1文字)であり、Bは所有権侵害を理由とする損害賠償請求できるが、Aはできないものと考えられる。
(解答例)
①意思表示
②B
(採点基準)
①意思表示のみ10点。
②Bのみ10点。