問題:(完全オリジナル問題)AとBは夫婦であり、二人にはXとYという子がいた。しかし、AとBは資産家であり、必要以上の遺産を与えることは却って子供たちの為にならないと考えていたため、二人で相談して、「自分たちの財産のうち、1億は社会福祉施設に寄付し、残った額をX・Yに半分ずつ譲る」との遺言を書いて、最後の箇所に遺言を書いた日の日付と自分たちの名前を記し、それぞれの実印で押印した。このような遺言は認められないが、どのような趣旨によるものか。40字程度で記述しなさい。
(空欄を補充してください)
共同遺言は、975条により禁止されている。その趣旨は、共同遺言を許すと、(①2文字)の自由やその(②2文字)の自由を確保するのに支障をきたすこと、そして、一方の遺言に無効原因がある場合に他方の遺言をどのように処理するかにつき複雑な法律関係が生じるのを避けることにある。
(解答例)
①遺言
②撤回
(採点基準)
・遺言のみ10点。
・撤回のみ10点。