問題:(完全オリジナル問題)AとBは夫婦であり、二人にはXとYという子がいた。しかし、AとBは資産家であり、必要以上の遺産を与えることは却って子供たちの為にならないと考えていたため、二人で相談して、「自分たちの財産のうち、1億は社会福祉施設に寄付し、残った額をX・Yに半分ずつ譲る」との遺言を書いて、最後の箇所に遺言を書いた日の日付と自分たちの名前を記し、それぞれの実印で押印した。このような遺言は認められないが、どのような趣旨によるものか。40字程度で記述しなさい。
(解答例)
遺言の自由とその撤回の自由を確保し、複雑な法律関係が生じるのを避ける趣旨。
(採点基準)
・遺言、撤回、自由のすべてがあれば12点。遺言、自由の2つのみなら8点。
・複雑、法律関係があれば8点。