問題:AはBに対して3000万円の貸金債権を有しており、この債権を被担保債権としてB所有の建物に抵当権の設定を受けた。ところが、この建物は、抵当権設定後、Cの放火により焼失してしまった。BがCに対して損害賠償の請求ができる場合に、Aは、どのような要件のもとであれば、この損害賠償請求権に対して抵当権の効力を及ぼすことができるか。40字程度で記述しなさい。
(解答例)
CがBに金銭を払い渡す前に、Bの有する損害賠償請求権を差押えること。
(採点基準)
・「払」と「渡」の両方の漢字があれば6点。「払」のみなら3点。
・損害賠償請求権のみ7点。
・差押、差押え、差し押さえのいずれかならば7点。計20点。