Home // 40字対策 // オリジナル問題(行政法) // 執行停止(中級)

執行停止(中級)


問題:(司法試験平成10年度第2問改題)Aは、公立高等学校Bへの入学不許可処分に不服であり、取消訴訟を提起した。これと同時に、執行停止の申立てをもしようと考えている。執行停止とは仮の救済の一類型であるが、この執行停止がなされることによってAは救済されるのか、という観点から、Aは執行停止をなす申立ての利益を有するか否か、理由と結論を40字程度で記述しなさい。

 

(空欄を補充してください)

 

Aは、執行停止が認められたとしても、入学不許可処分の効力が停止するという効果のみしか認められず、AB高校に入学を申請している状態に戻るのみである。これでは、Aは申立ての利益、すなわち執行停止によって自己の権利・利益が(①5文字)される必要性が認められないため、結局申立ての利益はない。Aとしては、取消訴訟と併合して、(②4文字以内)訴訟を提起した上で、仮の救済としては、(③6文字以内)を求めるべきである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(解答例)

①現実に保全

②義務付け

③仮の義務付け

(採点基準)

・現実と、保全又は保護が共にあれば5点。保護又は保全のみならば2点。

・義務付け、義務づけのみ7点。

・仮の義務付け、仮の義務づけのみ8点。計20点。

Top