問題:(完全オリジナル問題)国家公務員Aは、懲戒免職処分を大臣から受けたことを不服として、人事院に審査請求した。ところが、人事院は、Aの請求を棄却する裁決を行った。Aとしては、公務員としての地位を回復する手段として、取消訴訟を提起する事を考えているが、懲戒免職処分の取消訴訟と請求棄却裁決の取消し訴訟のいずれを提起すればよいか。理由と結論を40字程度で記述しなさい。
(解答例)
裁決固有の瑕疵がないため、原処分主義より、懲戒免職処分の取消訴訟を提起すべきである。
(採点基準)
・原処分のみ6点。
・固有、瑕疵が共にあるか、固有、違法が共にあるか、裁決、違法が共にあれば6点。
・懲戒免職処分のみ8点。計20点。