問題:(完全オリジナル問題)Aの所有する土地建物のうち、建物だけにBのための抵当権が設定され、これが実行された。実行の結果、建物の所有者はCとなった。このとき、Aは土地の所有者でCは建物の所有者であるという状態であるが、Cは競売により建物所有権を得たにすぎず、A所有の土地について利用権限を設定していない。では、Aは所有権に基づく妨害排除請求として、建物収去・土地明け渡しを請求することができるだろうか。理由と結論を40字程度で記述しなさい。
(解答例)
Cには法定地上権が成立し、占有に理由があるため、Aは建物収去・土地明渡しを請求できない。
(採点基準)
・法定地上権のみ10点。
・ないのみ10点。