問題:(完全オリジナル問題)Aは、債務者Bに対する100万円の貸金債権をC、Dに二重譲渡した。Cへの譲渡に関する確定日付のある譲渡通知が、B宅へ5月5日に到達した。しかし、Dへの譲渡に関する、確定日付のない譲渡通知は、実はその2日前である5月3日に到達していた。Bは、5月3日にDへの債権者の交代を知り、返済する機会は今だと考え、5月4日にDへ債務を弁済した。このBの債務弁済は有効だろうか。理由と結論を40字程度で記述しなさい。
(解答例)
5月4日時点では、Dが債務者対抗要件を備えた唯一の譲受人であるため、弁済は有効である。
(採点基準)
・有効のみ20点。