問題:(完全オリジナル問題)債権者代位権は、責任財産の保全という目的の限度で債務者に属する権利を行使する事が認められる権利である。しかし、現実には事実上の優先弁済が肯定され、代位債権者の得る利益は責任財産の保全による利益にとどまらない。では、どのような方法で代位債権者は事実上の優先弁済が得ているのだろうか。代位債権者が主張する請求の内容として債務者ではなく自己への給付が認められるか否かという観点も踏まえた上で、40字程度で記述しなさい。
(空欄を補充してください)
代位債権者は、自己に対する給付を第三債務者に求めることができ(①2文字以内)。債権者代位権を実効性有らしめるためである。そして、代位債権者の目的物返還債務と、被保全債権を(②2文字)することで、債権が実現したのと同様の事態が生じるため、これを指して優先弁済と言っているのである。
(解答例)
①る
②相殺
(採点基準)
・るのみ10点。
・相殺のみ10点。