問題:(完全オリジナル問題)Bは、A名義の銀行預金通帳と印鑑を盗み、C銀行から預金の払い戻しを受けた。この際、Bは自分がAだと名乗ったのではなく、Aの代理人だと称して払い戻しを受けていた。C銀行はBが無権限者であることにつき善意・無過失であった。自己の通帳と印鑑が盗まれ、預金が払い戻されてしまっている事に気づいたAは、既に無資力のBに請求しても仕方がないので、Cに対して、Bに対する弁済は無効であることを前提に、預金の払い戻しを請求した。このような請求は認められるか、理由と結論を40字程度で記述しなさい。
(解答例)
詐称代理人も準占有者であり、CのBへの払い戻しは有効であるため、Aの請求は認められない。
(採点基準)
・準占有者があれば8点。
・有効があれば6点。
・詐称代理人があれば3点。
・ないがあれば3点。