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H22 – 44問(中級)


問題:Y組合の施行する土地区画整理事業の事業地内に土地を所有していたXは、Yの換地処分によって、従前の土地に換えて新たな土地を指定された。しかし、Xは、新たに指定された土地が従前の土地に比べて狭すぎるため、換地処分は土地区画整理法に違反すると主張して、Yを被告として、換地処分の取消訴訟を提起した。審理の結果、裁判所は、Xの主張のとおり、換地処分は違法であるとの結論に達した。しかし、審理中に、問題の土地区画整理事業による造成工事は既に完了し、新たな土地所有者らによる建物の建設も終了するなど、Xに従前の土地を返還するのは極めて困難な状況となっている。この場合、裁判所による判決は、どのような内容の主文となり、また、このような判決は何と呼ばれるか。

 

(空欄を補充してください)

 

裁判所は、本事案では、換地処分を前提として幾重にも権利関係が積み重なっており、(①5文字以内)に配慮する必要があるため、(②2文字)判決をすべきである。この判決は、請求を(③2文字)する代わりに、(④5文字以内)を宣言することを主文とする判決である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(解答例)

①公共の福祉

②事情

③棄却

④処分の違法

(採点基準)

①公共の福祉か公の利益ならば5点。

②事情のみ5

③棄却のみ5

処分の違法のみ5点。計20点。

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