問題:次の【事例】において、Xは、Yに対して、どのような権利について、どのような契約に基づき、どのような請求をすることができるか。40字程度で記述しなさい。
【事例】
A(会社)は、B(銀行)より消費貸借契約に基づき金銭を借り受け、その際に、X(信用保証協会)との間でBに対する信用保証委託契約を締結し、Xは、同契約に基づき、AのBに対する債務につき信用保証をした。Xは、それと同時に、Yとの間で、Aが信用保証委託契約に基づきXに対して負担する求償債務についてYが連帯保証する旨の連帯保証契約を締結した。AがBに対する上記借入債務の弁済を怠り、期限の利益を失ったので、Xは、Bに対して代位弁済をした。
(空欄を補充してください)
(AX間による信用保証委託契約に基づくXの義務の履行として)BX間で信用保証契約が締結された。そして、AはBに対して債務不履行状態となったため、Xは、BX間の信用保証契約の履行として、Aの主債務を代位弁済した。その結果、Aに対する(①3文字)を獲得した。その権利には、予め(②4文字)契約が人的担保として付されていた。Xは、かかる契約に基づいてYに対して(③4文字以内)債務の履行を請求することができる。
(解答例)
①求償権
②連帯保証
③保証
(採点基準)
①求償権のみ6点。
②連帯保証のみ7点。
③保証又は連帯保証ならば7点。計20点。