問題:Xは、外務大臣に対して旅券の発給を申請したが拒否処分を受けたため、取消訴訟を提起した。これについて、裁判所は、旅券法により義務付けられた理由の提示が不十分であるとして、請求を認容する判決をなし、これが確定した。この場合、行政事件訴訟法によれば、外務大臣は、判決のどのような効力により、どのような対応を義務付けられるか。40字程度で記述しなさい。
(解答例)
拘束力により、十分な理由を付して、改めて処分をやりなおす義務がある。
(採点基準)
・拘束力のみ4点。既判力なら3点。
・「充分(十分)」と「理由」が共にあれば8点。「理由」のみならば6点。
・「改めて」「再度」「もう一度」「もう一回」「再び」があれば4点+「処分」があれば4点の計8点。計20点。